思考力が育つ知育アプリ「シンクシンク」ユーザーが300万人を突破

実績/エビデンス教材制作

ワンダーファイが提供する、思考力が育つ知育アプリ「Think!Think!(シンクシンク)」は、2024年4月にユーザーが300万人を突破しました。

■思考力が育つ知育アプリ「シンクシンク」について

「シンクシンク」は、ワンダーファイが掲げるミッション「世界中の子どもが本来持っている知的なわくわくを引き出す」に基づき作られた知育アプリです。

思考力を育てる上で土台となる5分野(空間認識・平面認識・試行錯誤・論理・数的処理)を、網羅的に楽しみながら学べるアプリとして、2016年より各アプリストアで配信をスタートし、2024年4月で累計ユーザー数300万人を突破いたしました。

Googleによるアプリアワードの受賞、キッズデザイン賞の受賞など、国内外で高い評価を受けており、言語の壁を超え世界150ヶ国の子どもたちに愛されています。

「シンクシンク」 公式HPhttps://think.wonderfy.inc/

◼︎選ばれる理由は、「学力・IQ」や「非認知能力」への確かな効果

2022年にカンボジアで行った実証実験の結果、シンクシンクは算数の学力やIQなどの認知能力、自尊感情や学習時間などの非認知能力を向上させる効果があることが実証されました。

「学力・IQ」への効果

  • 4年生の国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)で偏差値が2.87ポイント向上
  • 5年生のIQのスコア(田中B式)で偏差値7.17ポイント向上
  • 6年生の国家統一試験(NAT)で偏差値3.28ポイント向上

これらの結果は、他国で実施されたコンピュータ支援教育の実験結果と比較しても効果が著しく、また児童の性別や学年、保護者の学歴によらず、等しく効果が出ていることも特筆すべき点です。

「非認知能力」への効果

  • 内発的動機づけが0.136標準偏差向上
  • 自尊感情が0.122標準偏差向上
  • 学習時間が8.125分増加

これらの結果は、教育において非常に重要でありながら効果の証明が難しい非認知能力の領域においても、「シンクシンク」が有意義な成果を上げたことを示しています。

カンボジアでの実証実験について

カンボジアでの実証実験は2018年より、カンボジアにおけるナショナルカリキュラムへのシンクシンク導入検討のための効果検証として、JICA、慶應義塾大学中室研究室によって行われています。

2018年に行った実証実験では、モデル校5校・計1,636名の児童(小学1~4年生)を対象に、3ヶ月間にわたり実証実験を行い、実施対象児童の算数の学力テストやIQテストで計測された認知能力が統計的に有意に上昇することが実証されました。

2022年に行った実証実験では、認知能力へのプラスの効果が実証された前回の結果をもとに、モデル校を9校に拡大し、計3,300名の児童(小学4~6年生中心)を対象に、10ヶ月間にわたり実証実験を行いました。その結果、シンクシンクが認知能力だけでなく非認知能力(自尊心やモチベーションなど)にもプラスの影響があることが実証されました。

実証実験の詳細については、下記の記事をご覧ください。

「シンクシンク」で4〜6年生の認知能力・非認知能力が大きく向上する効果が認められました | WeThink

【本実証実験についての慶應義塾大学 中室研究室によるコメント】

私たちの研究室では、カンボジアの公立小学校で約3,300人を対象に、シンクシンクが学力に与える効果の検証を外部評価を担当しました。

シンクシンク学習の実施に際し、導入前にベースライン調査、導入後にエンドライン調査を実施して効果測定を行っています。分析手法はRCT手法(Randomized Controlled Trial)を用いて、シンクシンク実施群(Treatment Class)とアセスメントのみを行う対照群(Control Class)の比較評価にて検証しました。

今回、効果検証を実施したところ、4年生から6年生の認知能力や、非認知能力のうち内発的動機づけや自尊感情、学習時間に対して有意な効果が認められました。認知・非認知能力ともに有意で大きな効果が確認できたことは、正常な学習環境で十分な時間、シンクシンク学習を実施できれば、期待される効果が発現することを示唆しています。

なお、この分析にかかわった当研究室のメンバーは、ワンダーファイから一切の金銭的報酬、研究助成金、株式等は得ておらず、申請中の特許もありませんので、開示すべき利益相反はありません。

中室牧子(なかむろ まきこ)|プロフィール

慶應義塾大学総合政策学部教授。

慶應義塾大学卒業後、日本銀行、世界銀行などでの実務経験を経て現職。コロンビア大学でPh.D.取得。専門は教育経済学。産業構造審議会委員、規制改革推進会議委員を兼任。著書はビジネス書大賞2016準大賞を受賞し発行部数30万部を突破した「『学力』の経済学」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、 週刊ダイヤモンド2017年ベスト経済学書第1位の『原因と結果』の経済学」 (共著、ダイヤモンド社)など。

◼︎「シンクシンク」卒業生の声

教育学園幕張中学校・本郷中学校に通う双子のごきょうだい

小学校1年から4年生の時に「シンクシンク」を利用していました。

「シンクシンク」は音楽やテンポがよく、問題の種類が豊富で夢中になれました。

中学生になり数学の勉強が始まりましたが、図形が得意なので、「シンクシンク」の思考力問題のおかげかなと思っています。また「シンクシンク」の連想問題も、ディスカッションやレポートなどでいかされていると思います。

「シンクシンク」を楽しめた分だけ、将来楽しめることが増えると思います!

保護者の方

子どもたちは「シンクシンク」を始めたところ、好奇心旺盛になり算数の問題を解くのが好きになりました。 特に思考力系の問題に、楽しく取り組めるようになったと思います。

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